
救急車の適正利用のお願い
救急車は命を救うため1分1秒を争って医療機関へ搬送する手段であって、普段どおりの会話ができて、自分で動けるのに不安やすぐに診てもらえるからなど利己的な考えから救急要請する方がいらっしゃいます。
出場可能な救急車がない場合、「今、出場できる救急車が1台も無く、そちらに向かわせる隊員もおらず、到着までに時間を要します。」と説明をせざるを得ません。
このような状況に陥らないように、皆さん、今一度「本当に救急車が必要な状態なのか?」と落ち着いて「呼ぶ・呼ばない」の判断をしていただけると助かります。
皆さんにお願いしたいことは、「救急車の適正利用です。」
もし、緊急でないのに救急車を要請すると、本当に救急車を必要とする病人やけが人が発生した場合、到着の遅れに伴い処置や搬送も遅くなることが考えられます。
本当に助けを待っている人のために、救急車が必要かどうかもう一度考え、119番通報をお願いします。迷った場合は、#7119(又は、092-471-0099)へ問い合わせください。
緊急?緊急じゃない?
緊急事態の場合には一刻も早く119番通報で救急車を要請し、緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、自家用車やタクシーなどの救急車以外の交通機関を利用していただきますようお願いします。
実際にあった緊急性のない救急要請
- 蚊に刺されて腫れている
- 親しらず(歯)が痛い
- 日焼けしたところが痛い
- しゃっくりが止まらない
- 「今日が入院する日だから」と本人が荷物を持ち歩いて乗ってくる
- 「救急車で病院に行けば早く診察してもらえる」いう理由で呼ぶ
- 発熱、腰痛(家には搬送できそうな人と車がある)
救急車を呼ぶ判断基準
詳細は救急車を上手に使いましょう(外部リンク)をご確認下さい。
救急車を呼ぶか迷ったときなどは、下記お問合せへ相談頂くか、「困ったときの救急医療情報サービス」をご確認下さい。
119番に電話する際の注意点などは「火災と救急は119番へ(119番のかけ方)」をご確認下さい。
救急車で病院に行けば、病院での診察順番が早くなるなどの誤解から救急車を呼ぶ方もおられますが、病院での診療順番は症状によって決まりますのでそのような事実はありません。正しい救急車の利用にご協力下さい。