
プレコンセプションケア(妊娠前からの健康づくり)について
プレ(pre)は「~前の」、コンセプション(conception)は「妊娠・受胎」のことで、「プレコンセプションケア」とは「妊娠前からの健康づくり」を意味します。
プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合う取組みです。『プレコンセプションケア』によって、女性やカップルがより健康になること、元気な赤ちゃんをさずかるチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることをめざします。
(画像)国立成育医療研究センターホームページより引用(クリックで拡大します)
プレコンセプションケアについて
自分の健康のために、できることからはじめて当てはまる項目を増やしていきましょう。チェックシートは男性用と女性用があります。
引用:国立成育医療研究センタープレコンセプションケア・チェックシート
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/pcc_check-list.html(外部リンク)
福岡県プレコンセプションケアセンター
福岡県プレコンセプションケアセンターは、妊娠・出産を考えていなくても、健康でより豊かな人生を送ることができるよう、思春期からの人々を対象とした性と健康に関する正しい知識の発信と相談窓口が設置されています。
第3日曜日は、不妊症看護認定看護師(助産師)が対応しています。
相談方法 :電話、メール(HP専用フォームから送信)、面談 (ホームページから要予約)
電話相談 :092-409-4936
引用 : 福岡県プレコンセプションケアセンター : https://fukuokaprecon.com/(外部リンク)
健康でいるための生活習慣
◆体重
やせも肥満も、不妊や妊娠・出産時の様々な合併症のリスクを高めます。適正体重を維持するように心がけましょう。BMI(※)では、18.5 以上25未満が適正体重といわれています。
※BMI(体格指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の値
◆食事
1日3食をきちんととり、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。
◆運動
1週間あたりの運動は150分が目安とされています。運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしましょう。
◆飲酒
飲み過ぎは心身ともに悪影響を及ぼします。節度ある適度な飲酒量を心がけましょう。
◆喫煙
タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加します。特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産・早産・周産期死亡、低体重児などのリスクを高めます。
◆感染症
性感染症は性交渉で感染し、男女ともに不妊の原因になるものがあります。正しい知識や予防法を身につけましょう。また、男女とも風疹の予防接種を受けているか、母子健康手帳で確認しましょう。妊婦が風しんにかかると、赤ちゃんが先天性風しん症候群にかかりやすくなります。
引用 :厚生労働省HP 性感染症(外部リンク)