
特別支援教育~多様な学びの場~
直方市は、だれもが、いつでも、どこでも学びつづけることができる環境づくりを進め、個人の可能性を最大限ひきだす教育を基本方針とし、「特別支援教育の充実」を主要施策の一つとして取組みを推進しています。
障がいのあるこどもの能力や可能性を最大限に伸ばし、自立や社会参加するために必要な力をはぐくむため、障がいの種類と程度や教育ニーズに応じて、さまざまな学びの場で教育を行っています。
(障がいのある子どもの教育支援と就学事務の手引(令和4年度改訂版)_福岡県教育委員会から一部抜粋)
通常学級
通常の教育課程に基づく指導を受けながら、支援が必要なこどもについては、担任や支援員等が保護者と連携しながら、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を作成し、一人ひとりの実態に応じて学習内容・方法の工夫や支援を行います。
通級による指導(在籍は通常学級)
小中学校等の通常の学級に在籍している軽度の障がいがある児童生徒に対して、各教科等の指導の大部分は通常の学級で行いつつ、障がいに応じた特別の指導を特別の指導の場(通級指導教室)で行います。
特別支援学級
特別支援学校に比べ障がいの程度が軽いものの、通常の学級における指導では十分に成果をあげることが困難な児童生徒を対象として、必要に応じて小中学校等に設けられている学級です。
1学級の児童生徒数は8名を上限として編成し、少人数で特別の教育課程の学習を行います。
また、学校行事や一部の教科学習等、日常の教育活動の中で通常の学級との交流及び共同学習も行っています。
※設置されるクラス(知的障がい、自閉症・情緒障がい、肢体不自由等)は、当該年度に在籍する児童生徒の状況に
より、各学校ごとに毎年変更となる可能性があります。
特別支援学校
障がいによる学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために、自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とする学校です。
一人ひとりの障がい特性、健康状態や経験等に応じた特別の教育課程を編成し、自立活動を中心とした学習を行います。
(参考)特別支援学校、特別支援学級及び通級による指導の対象となる障がいの種類と程度
学校教育法施行令及び文部科学省通知により、下図のとおり規定、整理されています。
障がいの種類と程度(障がいのある子どもの教育支援と就学事務の手引(令和4年度改訂版)_福岡県教育委員会抜粋) (834KB; PDFファイル)
特別支援教育を希望する場合
障がいなどにより、特に教育的配慮を要するこどもの就学にあたって、その子が十分力を発揮し、楽しい学校生活を送るために、一人ひとりの教育的ニーズ、保護者の方の思いや願いを把握することを目的に、就学に向けての個別の相談「就学相談」を実施しています。
その他(サポートノートを活用しましょう)
障がいのあるこどもにとっては、その障がいを早期に把握し必要な支援を実施することはもちろん、就学期に円滑な引継ぎをい行い、就学後も適切な教育や支援を継続して実施することが極めて重要とされています。
福岡県及び直方市では、支援の主体が変わる移行期においても一貫した支援を可能とするよう「サポートノート」を作成しています。保育園や幼稚園、学校等に協力してもらいながら作成し、適切に引継ぎを行いましょう。