
就学相談~特別支援教育の手続き~
障がいのあるこどもの就学先となる学びの場の検討においては、その障がいの状態のみに着目して画一的に検討を行うのではなく、こども一人ひとりの教育的ニーズ、学校や地域の状況、保護者や専門家の意見等から総合的に判断することが必要とされています。
本就学相談では、上述の趣旨を踏まえ、こどもの状況把握及び保護者の思いや願いの確認を目的に、個別の相談を実施します。
※特別支援教育(通級指導、特別支援学級及び特別支援学校)における各特色等については、以下を参照ください。
対象者
次年度に小学校入学予定の就学前児童の保護者で、通級指導、特別支援学級及び特別支援学校への就学を検討している又は就学について不安や悩みのある方。
※小中学校に在籍している児童生徒の保護者につきましては、在籍する学校(担任や特別支援教育コーディネーター)に就学先を検討している旨等を直接ご相談ください。
就学相談の流れ
1.就学相談のお知らせ(3月~4月)
本HPにてご案内いたします(トップページの「注目情報」「新着情報」にも掲載)。
就学先について不安や疑問等を抱いている方は、まずは家族や在籍している園(保育園、幼稚園、認定こども園)等にご相談のうえ、就学相談の検討をお願いします。
また、かかりつけの医療機関がある場合は、主治医のご意見も参考に相談の有無を検討ください。
2.就学相談のお申込み(就学相談のお知らせ~6月末)
※必ず在籍している園等に事前相談のうえ、お申込みください。
電話にて随時お申込みを受付します。
電話では就学相談の日程調整の他、保護者の方が養育する中で困っている点や就学希望先など、就学相談に関係する事前の情報について聞き取りをさせていただきます。
3.就学相談の実施(6月~7月)
市庁舎内にて担当職員が個別面談を実施いたします(一時間程度)。※お子さんの同伴は必要ありません。
当日は保護者の方からの聞き取りの他、就学先の検討資料として、お子さんの様子が客観的に把握できる書類等の持参をお願いしています(該当がないまたは相談実施日時点で有していない場合は持参不要)。
・母子手帳
・お薬手帳(アレルギー有無等を含む)
・各種手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)
・発達検査結果
・診断書
※上記の他、お子さんが園等に在籍している場合、事前に園等からお子さんの様子について状況把握を行います。
4.学校見学(7月_夏休み期間を除く)
就学相談時に聞き取りした希望の学校(級)を見学いたします(市立小学校及び特別支援学校)。
学校見学は、本人及び保護者が就学先の雰囲気を事前に感じ取り、さまざまな疑問や不安について情報交換を行える貴重な機会です。適切な就学先の決定並びに就学後の円滑な連携のためにも、必ず参加ください。
※学校見学は、保護者だけではなく、お子さん同伴にてお願いします。
※学校見学は、各学校が指定した期日に実施します。
※指定された期日に参加できない場合、保護者と希望校で学校見学日の再調整を行っていただきます。
5.直方市教育支援委員会の開催(9月、11月)
教育委員会が就学先を決定するにあたっては、専門家(医療・福祉・教育関係者等)の審議による多角的、客観的な意見を聴取し、総合的に判断することとされています。
障がいのあるお子さんの就学先の検討(特別支援学校又は小中学校等)に留まらず、小中学校等に就学する場合の学びの場(通常学級による指導、通級による指導、特別支援学級による指導)を含め、その子にとって最も適した特別支援教育の在り方について協議、判断します。
※11月の教育支援委員会は、9月の教育支援委員会審議にて判断保留(判断材料の不足等)とされた場合や、判断結
果が保護者の意向に反する場合等が原則対象となります。
6.就学先の決定通知(1月)
直方市教育支援委員会の意見を踏まえた就学先及び学びの場について、本人、保護者、学校及び学校の設置者である教育委員会の合意形成が図られた後、最終的に教育委員会がお子さんの就学先を決定します。
就学予定者には1月末までに就学通知を発出し、入学に向けた本格的な準備を開始していただきます。