
直方市新型インフルエンザ等対策行動計画
新型インフルエンザとは、季節性のインフルエンザとはウイルスの抗原性が大きく異なり、発生すれば世界的に大流行し、健康や経済等に甚大な影響を与える恐れが懸念されます。
市では、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、新型インフルエンザ等対策行動計画を策定いたしました。
本計画は、新型インフルエンザ等感染症が発生した場合における直方市の対策の基本的な考え方や実施する主な措置等を示すとともに、発生した感染症の特性を踏まえ、様々な状況で対応できるよう、対策の選択肢を示すものです。
直方市新型インフルエンザ等対策行動計画 (1702KB; PDFファイル)
直方市新型インフルエンザ等対策行動計画の概要
病原性が高く、まん延のおそれのある新型インフルエンザや新感染症が万一発生すれば、市民の生命や健康、経済全体にも大きな影響を与える恐れがあります。新型インフルエンザ等対策を国家的な危機管理に関わる重要な課題と位置付け、次の2点を主たる目的として対策を行います。
- 感染拡大を可能な限り抑制し市民の生命および健康を守るように努めます。
- 市民の生活および経済に及ぼす影響が最小となるよう努めます。
新型インフルエンザ等対策の基本的考え方
市では、県が行動計画に基づき実施する対策と連携し、各種対策を総合的・効果的に組み合わせ、バランスの取れた実行を目指します。
そのうえで、新型インフルエンザ等の発生前から流行が収まるまでの状況に応じて、次の点を柱とする一連の流れをもった対策の実施計画を確立します。
発生の段階
市は、国が示す接種対象者や接種順位等を受けた後、国と県との連携を図り、速やかに予防接種が行えるよう、事前に実施場所や協力医療機関の検討を行うとともに直方鞍手医師会等の関係協力のもと接種体制の構築を図るよう努めます。
世界で新型インフルエンザ等が発生した段階
市は、政府対策本部および県対策本部が設置されたときは、直ちに対策実施のための体制に切り替え、県内発生に備えた体制の整備を行うこととします。
県内発生当初の段階
病原性に応じて、県が行う不要不急の外出の自粛要請や施設の使用制限等の感染拡大のスピードをできる限り抑えることを目的とした各般の対策に対し、県と連携を図り、必要に応じ、市においても対策を講じます。
国内で感染が拡大した段階
社会の状況を把握し、状況に応じて臨機応変に対処していくことが求められます。各事業者における業務縮小等による接触機会の抑制など医療対応以外の感染対策と、ワクチンや抗インフルエンザウイルス薬等を含めた医療対応を組み合わせて総合的に行うことが必要です。