
直方市における介護予防・生活支援サービス事業(介護予防・日常生活支援総合事業)について
全国的に高齢化が進行している昨今、高齢者が住み慣れた地域のなじみの人間関係の中で、自分らしくマイペースに生活し続けることができる「地域包括ケアシステム」を、それぞれの市町村に合わせた形で作り上げていくことが求められています。
直方市では、地域包括ケアシステムにかかわる事業のうち、「介護予防・生活支援サービス事業」について、介護サービス提供事業所等へのアンケートや勉強会を経て、下記のようなサービスの構築を図りました。
これらのサービスの対象となるのは、要支援1、要支援2、総合事業対象者と呼ばれる高齢者で、サービスを提供することで、高齢者が住み慣れた地域のなじみの人間関係に戻り、自分らしくマイペースに生活し続けることができるようにサポートすることを目指しています。
現行相当訪問介護・現行相当通所介護
サービスの提供を受けても、身体的要因や環境的な要因で、自分らしいマイペースな暮らしを送ることが難しい高齢者は一定程度存在します。
そうした高齢者に、本人ができることは自分で行いながら、介護専門職によるサービスを提供し、自身の生活を送ってもらうためのサービスです。
もともと介護保険上の「介護予防訪問介護」「介護予防通所介護」と呼ばれていたもので、法律に定められたサービスの提供が行われます。
介護専門職によるサービスの提供が必要な高齢者に、必要なサービスを提供するため、 今後も継続してサービスの提供を実施していきます。
訪問型サービスA
「現行相当訪問介護」は、1週間の利用回数が法律で定められているサービスになります。そこで、サービス内容や基準などを緩和して提供することのできるサービスを「サービスA」と呼びます。
直方市において、「介護予防訪問介護」の利用状況を調べたところ、「ごみ捨て」や「掃除」などの生活援助にかかわるサービスの利用が多いことがわかりました。
そこでより柔軟にサービスが提供できるようにするとともに、サービス利用時に、高齢者が自身で「ごみ捨て」や「掃除」などを行うことができるよう見守りながら、マイペースな暮らしを継続していけるようにサポートするサービスになります。
サービス内容 |
(1)訪問型サービスA1:身体介護を除く生活援助等 (1回60分程度) (2)訪問型サービスA2:身体介護を除く生活援助等 (1回30分程度) ※ただし、「自立のための見守り」も「生活援助」に含まれるものとする。 |
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自己負担額 |
(1)約233円/回、(2)約100円/回 ※介護保険の負担割合が1割の場合の金額です。2割・3割の人はそれぞれ 上記金額の2倍・3倍になります。 |
利用上限 |
(1)総合事業事業対象者・要支援1:週2回かつ月10回まで、 要支援2:週3回かつ月15回まで (2)週1回まで |
通所型サービスC
要支援や総合事業対象者と呼ばれる高齢者のうち、運動、栄養、口腔、認知等に関するリスクを抱える高齢者に対し、地域の医療・介護専門職がその専門性を発揮することにより、介護保険から自立して地域のなじみの人間関係の中で、高齢になってもマイペースな生活を継続して過ごせるよう、生活機能の向上を実現する専門的なサービスを短期・集中で提供することを目的としたサービスです。
直方市では、この通所型サービスCを介護予防・日常生活支援総合事業の中核的サービスと位置づけており、生活機能の向上を実現する効果的なサービスを短期間で集中して提供することにより、高齢者がマイペースな生活を持続して送れるような支援に力を入れていきます。
サービス提供事業所
サービス提供にあたって直方市と一緒に事業を提供する事業所を、平成30年11月にプロポーザル方式で選定しました。選定された事業者は下記のとおりです。
選定法人名 | 選定事業者名 |
株式会社 フルディライト | フィットネスデイGRAND |
医療法人健明会 | 健明会総合ケアセンター |
平成31年1月から通所型サービスCの提供を開始
平成31年1月より通所型サービスCの提供を開始しました。
詳細はこちら→通所型サービスCチラシ (225KB; PDFファイル)
健康長寿課 高齢者支援係(地域包括支援センター)
電話:0949-25-2391 FAX:0949-24-7320 このページの内容についてメールで問い合わせする