夢馳せる芙美子像 建立(6/27)
令和3年6月27日、直方文化連盟創立65周年の記念事業の一環で、作家 林芙美子のブロンズ像が須崎町公園に建立され、除幕式が行われました。
芙美子は大正4年の夏ごろから翌年5月ごろまで直方に住んでいたとみられ、自伝的小説『放浪記』の冒頭には直方の木賃宿に宿泊して行商した12歳の少女時代が生き生きと描かれています。
ブロンズ像は約1メートルの座像。高等女学校時代の写真をベースに子どもと大人のはざまの多感な少女時代を、彫刻家の片山博詞(かたやまひろし)さんが制作、公園内の文学碑に添えられるように建立されました。
同連盟の能間会長は「芙美子と直方の縁を大切にして、文学碑と芙美子像一体として、直方の文化のシンボルとなるような取り組みを根差していきたい」と思いを語りました。