
思いを継ぐ 石炭記念館開館50周年(7/18)
7月18日、直方市石炭記念館が開館50周年を迎え、記念祝賀会が開催されました。同館は明治以降の日本の近代化と戦後の復興を支えた先人の熱い思いが集まり昭和46年7月20日に開館しました。同本館は明治43年に旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所として建てられたもので、敷地内には日本初の救護練習所模擬坑道が造られ、実戦さながらの救護練習を通して、数多くの救護隊員を養成しました。平成30年には本館と救護練習所模擬坑道は、「筑豊炭田遺跡群」として、三井田川鉱業所伊田抗跡(田川市)、目尾炭坑跡(飯塚市)とともに国指定史跡となっています。
市長は、「石炭産業の発展なくして、直方の歴史は語れない。歴史を学ぶこととあわせて、先人が活力ある直方を築いたように、私たちも次代を切り開いていきたい」とあいさつをしました。八尋館長は「この日を迎えられて非常に嬉しい。100年前からの先人たちの思いが詰まっている歴史を、途絶えさせるわけにはいかない。想い、歴史をつないでいきたい」と語りました。
50周年を迎える今年、「継」(つなぐ)をテーマに、同館をはじめ、ユメニティのおがた、直方市立図書館、直方歳時館、直方谷尾美術館の5つの施設が石炭に関連する様々なイベントを開催しています。