
高校生の環境サミット開催 ゼロカーボンシティ宣言も(2/26)
令和4年2月26日、直方市は2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロとする「カーボンニュートラル」の実現を目指すことを宣言しました。
ゼロカーボンシティとは、環境省が呼びかけている取り組みで、「2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を表明した地方自治体」のことです。市では市民の皆さま、事業者の皆さまと一体となって「環境先進都市」を目指していきます。
当日は、2050年に社会の中心を担う市内4校(鞍手高校・筑豊高校・直方高校・大和青藍高校)の高校生が、様々な環境問題への取り組みについて発表する「直方市環境サミット」がウェブ開催されました。
鞍手高校はワンヘルスの推進に触れ、シカやイノシシなどの野生動物の被害が拡大していることに対して、ジビエ料理の調理実習を提案。筑豊高校は地域活性化プロジェクトとして、シャッターアート提案や観光ガイドの実施、防災マップやハザードマップの作成を行いました。直方高校の自然科学同好会は遠賀川水辺館のビオトープに発生した外来植物のウチワゼニクサの駆除に取り組んだ活動成果を発表し、大和青藍高校は食品ロスへの取り組みとして、調理科での調理実習での廃棄食品を活用した料理の提案を行いました。
どの発表も、身近にできることを継続して行うことが、環境問題の解決に繋がる素晴らしい発表で、コメンテーターの近畿大学 依田教授は「専門的な発表の場でも評価される内容。継続してほしい」と講評しました。
4校の発表を受け、市長は「大きな目標に対して持続可能な行動を起こしてもらいたい。若い人の気づきを広めてほしい」と若い世代へのエールを送るとともに、市と市民が手を取り合い環境問題に取り組んでいきたいと語りました。