
課題解決EXPO2023に出展(7/5~7)
7月5~7日に課題解決EXPO2023に環境制御システムと収穫ロボット、高齢者見守りアプリ、河川管理システムの研究開発について直方市が出展しました。
環境制御システムは制御アプリにて管理を行うため、ビニールハウスに向かわずに温度や湿度等を調整することができます。また、天候が悪い場合に自宅から制御できるため、農家の安全を守る役割も果たすことができます。
収穫ロボットは自動で農作物に接近、AIで成熟しているか確認して収穫を行うことができます。夜間に収穫し、朝には出荷できるため、農家の負担を大きく減らすことができます。会場ではいちごを実際に収穫する展示が行われ、販売を担当している株式会社アリオンシステム山本祐樹(やまもとゆうき)取締役は「まだまだ課題は残っているが、必要としてくれている農家に早く届けたい。」と意気込みを語りました。
高齢者見守りアプリは、高齢者が地域から孤立する社会問題の解決を目指すために株式会社プラスアルファによって行われた研究開発事業です。人と地域をつなぐITネットワーク構築のため、高齢者の生活全般をサポートできるようなアプリケーション開発を行いました。
河川管理システムの研究開発は直方市、福岡大学、九州工業大学、そして地元企業が協力し、開発に取り組んでいます。大雨で増水時に活用される樋門の遠隔制御と水位・水向センサで危険な箇所をリアルタイムで状況確認できる通信技術について展示されました。福岡大学大橋正良博士は「水害時に危険な場所を安全に遠隔で確認できれば、二次災害を防ぐことができ、市民をより早く安全に危険から守ることができる。」と語りました。