
サーモスキャン実証実験(乳幼児健診・小学校)
直方市とアドバンテック・テクノロジーズ株式会社による乳幼児健診と市立小学校でのサーモスキャン実証実験について
直方市商工観光課とアドバンテック・テクノロジーズ株式会社(本社:直方市)は、同社が開発したVideo AI感染抑制ソリューション・サーモスキャンシステムについて、実際の行政現場で運用する実証実験を行いました。
このシステムは、AIによって人間の顔を認識し、対象者の表面の温度を瞬時に検知するものです。このカメラでは、一度に最大30人までが同時に検知可能で、カメラの前に留まることなく、通り過ぎるだけで測定することができます。
最近、新型コロナウイルス感染症の対策として、様々な場所で検温をする機会が増えていますが、一人ずつ検温をすることはとても大変な作業です。しかし、このシステムを使うことにより、業務の効率性を大きく高めることが可能となります。
今回の実証実験では、乳幼児健診と小学校という2つの行政現場において、最新のAI技術を用いたシステムを、どのように運用すれば、最大限に活用できるかについて検討しました。
この実証実験によって、直方市としてはサーモスキャンシステムの運用方法について、そして、アドバンテック・テクノロジーズ株式会社としては、この実証実験で得られた様々な意見から、さらなる本製品の向上を目指すこととなりました。
直方市では、市内にあるさまざまな産業現場でのIoT化を推進するため、「直方市IoT推進ラボ」の認定を国から受けています。今後もこのような実証実験を様々な分野で実施し、市内のIT化を進めてまいります。
乳幼児健診における実証実験の様子