
次世代がまちづくりを考える直方高校で市長が講話
令和元年7月18日、直方高校で今年度から初めて取り組む「直高フロンティアスピリット・プログラム」の一環で、1年生175人に大塚進弘市長が直方市のまちづくりについて語りました。
このプログラムは、1年生時から2年あまりをかけて与えられた課題に対して、生徒が情報収集、情報の整理・分析、結論のまとめとプレゼンテーションを自ら主体的に行うことで、課題解決に必要な思考力、判断力、表現力を養う「探究学習」です。生徒たちは「住み心地の良いふるさとの創生を目指して」をテーマに、直方市が抱えている問題点の解決を課題として取り組みます。
市長から直接、話を聞くことで、今後、自分が探究していきたい分野を決めるきっかけとします。市長は、直方市の環境や人口減少などの問題点を生徒に分かりやすいように日常生活に結びつけて話しました。また、探究分野を決めるヒントとなるよう情報技術の活用と直方市の立地・交通網を活かした産業、中心市街地の活性化について「市長の考える直方市の姿」として語りました。
さらに、日常生活にさまざまな問題をはらんでいることを意識する習慣やデータをしっかり分析すること、自ら出会いを求めていくことの大切さなど生徒の将来につながるアドバイスもありました。
市長は生徒のみなさんに期待を込めて以下のような希望を伝えました。
「直方に戻ってきてまちづくりを一緒にやってほしい」「市の産業を支える人材になってほしい」「地域の中で市民の1人として役割を果たしてほしい」「自治体に若い人の声を届けてほしい」などいずれも自治体をつくるパートナーになってとの思いがこもったものでした。
1年5組の山本優心(ゆうしん)さんは「市長の話を聞いて、人口減少があらためて身近な問題だと思った。この分野について市民の1人として考えていきたい。また、何事も優先順位をつけて考えていくことも教えてもらった。自分の将来に活かせるように取り組みたい」と話してくれました。