水質管理について
水道における水質管理とは、基本的には給水栓における水道水を常に衛生的に安全でかつ清浄な状態を保ち、利用上に支障がないようにすることです。そのために水源をできるだけ清浄に保ち、浄水施設によって適切な浄水処理を行い、さらに配水池管や給水装置の中で水道水が汚染されることのないように管理しています。
令和6年度直方市水道事業水質検査計画書 (4585KB; PDFファイル)
水質管理の目的
水質管理の目的は、常に水道水の水質基準に適合した安全で良質の水を供給する事で、水質に関する基準には 「水質基準項目」これを補完する項目として「水質管理目標設定項目」および、「要検討項目」 があります。
また、水道法により衛生上必要な措置として残留塩素の保持が規定されています。
水源の水質管理
水道水源の種類には湖沼・貯水池、河川水、地下水等があります。水源の水質管理はその特性を踏まえたものでなければならず多岐に渡る対策が必要となりますが、水源地域の汚染などの情報を迅速にキャッチできる体制が重要です。
浄水処理工程の水質管理
浄水処理工程の水質管理では原水から浄水までの処理工程を適切に行うために自動水質計器などを用いて連続的なデータ監視を行いながら浄水品質の維持を行っています。
送・配水および給水の水質管理
送・配水における水質管理は、配水池から送り出した水道水の水質が送・配水管内で劣化しないよう維持することです。残留塩素の低下や消毒副生成物の増加などに配慮する必要があり、残塩管理を適切に行うためにも、配水系統の水質の状況把握は重要で、水道法において末端給水栓での残留塩素の毎日検査を規定しています。